Holisitic Healing(短期療法)

Holistic Healingの特徴
短期療法

特徴

Holistic Healingは、マインドフルネス、瞑想法、退行催眠を組み合わせた手法です。
マインドフルネスにより集中力を高めて心を落ち着かせておき、特殊催眠誘導(ゲイジング)によりさらに深い潜在意識へと誘導、最後に退行催眠を行います。
一般的な催眠療法は、古くから行われている過去のトラウマの原因をつきとめたり、暗示にかけ性格を変えるといった手法を継承しているものが多いですが、近年の研究では、過去のトラウマを思い出すことは体調に悪影響を及ぼすリスクが高くなることが分かりつつあり、むしろポジティブイメージのほうがリスクも少なく、体調面によい結果をもたらすためポジティブイメージングを行います。

ただし、巷でもよく聞く「潜在意識」は脳の大脳辺縁系と呼ばれる領域の作り出す意識で、一般の催眠療法では、この意識を改善しようとするものですが、その目的は当手法でも同じです。
本催眠療法では、催眠効果を利用してストレスにより弱った自律神経中枢である「視床下部」の修復に注力しています。

メカニズム

「視床下部」は感情を司る「扁桃体」と、短期記憶を司る「海馬」から発せられる情報を直接受けて自律神経やホルモン分泌などの調整を行います。
「視床下部」の機能が改善されることで精神状態が大幅に改善し、憂鬱感、倦怠感や不安といったネガティブな症状が軽減されてきます。

海馬と扁桃体は、それぞれ記憶と感情を司る部分で、隣接して一体となって常にリンクして働いています。
つまり、「記憶と感情は一体」のもので、記憶を思い出すときはそのときの経験した感情や、感動も強く思い出すとより強い信号となり、視床下部に強い影響を与えることになります。

催眠時は幼少期の記憶を思い出すため退行催眠を行います。
これは、初めて経験したことには強い感情や感動の思い出が強く残っており、良好な信号を視床下部に伝えるためです。

また、視床下部は目から入る光の影響を強く受けやすく、最初に適度な光を用いて刺激を与え、潜在意識状態を高めて催眠の効果がでやすい下地を整えておく工程を行います。
さらに、音楽も偏桃体に刺激を与え、感情に影響を与える要素であるため、リラクゼーション効果の高いと言われるα波、432Hz音声等を利用し効果を高めています。

トラウマのようなネガティブなものを思い出すことは、悪い影響を与える可能性もあります。
そのため、本催眠療法では、ネガティブなものは思い出さずに、ポジティブな感情の記憶のみを思い出すことに注力していきます。
記憶を思い出すときは、その当時の感情や感動を強く思い出すように心掛けると効果があがります。

一般の催眠療法では、催眠誘導云々、トラウマ処理が重要といいますが、本手法では気にせず、「説明編」で流れを覚えたら流れの通りに最後まできちんと行ってください。